2023.04.07
eスポーツでコミュニケーションの復活を
世界39カ国で楽しまれているAR(拡張現実)を駆使した日本発のeスポーツ「HADO」。愛知県豊橋市で「HADO」を楽しめる施設を運営しているAirsCrowdの町田郁代表取締役に、eスポーツの魅力を聞いた。

年齢性別、身体能力関係なく楽しめる
「HADO」は、頭にヘッドマウントディスプレー、腕にアームセンサーというデバイスを装着すると、手の中から「エナジーボール」が出て、それを撃って相手のシールドやライフを削ってポイント数を競うゲームです。ARスポーツと聞くと、何だか難しそうだと感じる人がいるかもしれませんが、「HADO」はルールもシンプルで、手ぶらで年齢性別、身体能力も関係なく楽しめます。初めての人にはインストラクターがレクチャーするプランも用意しています。
距離を保った状態でプレーするので、コロナ禍でも安心して皆さんで盛り上がれます。また、コンピューターとも対戦できるので、1人でプレーする人もたくさんいます。

子供たちに最先端の遊びができる場所を
元々、弊社はタイヤとホイールの販売から事業をスタートし、それから軽貨物の運送業、大型トラックの運送事業と事業を拡大させていきました。多角的に事業を展開していこうと模索していたところ、子供たちが土に触れる機会が少なくなったというニュースをよく耳にするようになり、会社のある豊橋市が農業を盛んに勧めている地域でもあったことから、子供たちが農業体験をできる場所を作ろうと農業をスタートしました。
子供たちが体験できる場所や遊び場の価値というものを実際に手応えとして感じるようになったときに、「HADO」で遊ぶ機会があり、心の底から面白いと感じたので、子供たちが「HADO」で遊んだら喜ぶだろうなと思いました。最先端の技術を駆使した遊びが体験できる場所を地元で作れたらいいなと思い、東京のお台場で「HADO ARENA」を運営している会社に問い合わせて、コロナ禍前から計画を始めましたが、運営開始までに約2年かかりました。

日本でもeスポーツを盛り上げたい
アニメ「ドラゴンボール」のような世界が目の前で展開されるので、大人も子供も新しいものを見たというような反応になり、「楽しかった」と笑顔で言ってもらえたときにはやりがいを感じます。
家族や友達、団体予約の会社員も多く、ストレス発散や会社のコミュニケーションの一環として楽しんでいるようです。コロナ禍でコミュニケーションの機会が減り、遊べる場所も少なくなっているので、コミュニケーションを復活させる機会となっていけたらと思います。
eスポーツは世界ではさまざまな大会が開催されて非常に盛んになっています。月に2回程度大会を開いており、全国大会もあります。eスポーツをぜひ一度体験してもらい、日本でも海外のようにeスポーツを盛り上げていきたいですね。
株式会社AirsCrowd
代表取締役
町田郁
1979年生まれ。2011年、愛知県豊橋市にタイヤ店「Air Pit」をオープン。2013年「株式会社Airs Crowd」を設立。22022年3月にテクノスポーツ専門施設「HADO ARENA 豊橋店」をオープン。同年11月にはパーソナルトレーニング事業をスタート。
https://www.airs-crowd.jp/