カルチャー

【変人こそ世界を救う】京大山極総長が吠える!京大変人講座が目指す世界

2019年04月15日

「京大変人講座」越前屋俵太ディレクターと酒井教授

「京大変人講座」として越前屋俵太さんをモデレーターに招き、毎回京大の教授たちが「変人」を熱く語る一般公開の人気イベントがこの度書籍化され、京都大学時計台記念館で盛大に出版記念パーティーが開かれた。

「京大変人」と掲げられた幕の前で出版への思いを述べる変人講座を立ち上げた京大大学院人間•環境学研究科 酒井敏教授は、「まさかここまでイベントが盛り上がるとは考えてなかった。最初は京大の学内で何か揺さぶれたらくらいのスタートだったのですが、越前屋俵太さんが講座をわかりやすく、我々の『変』を取りまとめていただけたことで、どんどん広がりが生まれました。書籍化まで発展して。今後はこの『京大変人』ブランドを広げていきたいですね」と鼻息も荒い。

熱く未来を語る酒井教授


講座は、「火星人と金星人はいるのか?」「遠足のおやつはなぜ300円がよいのか?」「これから10年の人生計画は無意味」「ラクと便利は人を幸せにしない」など多種多用な変人論が!実際、このイベントには東京からわざわざ駆けつける人もいて「東京ではこんな面白いことはできていない。わざわざ来る意味があるイベント」とも。

各界から「変人」を祝う人たちが結集した


「京大変人講座」の変遷を見つめ、その先に未来を感じているという京大の山極寿一総長は「変人とはつまりカオスを許容すること、元来日本やアジアは文化として、自然を敬って合体しようとしてカオスとうまく向き合ってきた。欧米は自然を管理できるもの、人間主体として向き合ってきたので逆のもの。けれどこのカオスの向き合い方は東京には分からない。なぜならヨーロッパ思想を植え付けてきたから。カオスには変人が必要でそもそも関西にある変人を許容する文化こそが世界に放たれるべきだ。江戸幕府は陸上交通を発展させたが、関西はそもそも水の文化があり、インフラの限界がこれから3Dつまり、虫の世界。海での輸送と空での輸送との空海領域がメインになっていく。海の文化が改めて注目される象徴として大阪万博そして変人を許容し育む土壌や考え方が日本のみならず、世界にも立派に開かれていくべき。この『京大変人講座』をもっとメディア化して京大の枠から飛び出していってほしい」と語った。

京大山極総長が見つめる未来は「変人」


「関西はしゃべりの文化だから、これからコンピュータによって様々なものの言語化も進むだろう。人間観と自然観が変わらないといけない局面がまもなく来る。そのときには欧米の感覚では乗り越えていけない。関西の変人文化こそ必要なんだ!」と山極総長は力強く語った。

ディレクターを務める越前屋俵太さん

また、ディレクターを務める越前屋俵太さんは「書籍化したことでみんなにスイッチが入ったと思う。変人を認めるという理念は大切なことだと思うのでこれからもずっと支えて行きたい」と。「特に書籍化にあたって三笠書房の編集担当の方は先生たちのお話やデータをちゃんと整えるのは多大な労力だったと思う。ありがとうございます」と。

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