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松本零士 伝説のメカイラスト集が40年ぶり復刊 「零士のメカゾーン」発売

2018年11月26日

「銀河鉄道999」や「宇宙海賊キャプテンハーロック」で知られるマンガ家・松本零士さんが40年前に毎日新聞紙上で連載した伝説のイラストコラム集「零士のメカゾーン」の新装版が11月25日、発売された。戦艦や戦闘機、銃などの精細なメカ描写では第一人者といえる松本さんが自ら徹底取材し、古今東西、世界各国の名機、名品を迫真のイラストとコラムで紹介している。

「零士のメカゾーン」は1977〜79年、毎日新聞の日曜版小学生新聞「くりくり」で84回連載された。松本さんが、旧日本海軍の「零式艦上戦闘機52型甲」や陸上自衛隊の「74式中戦車」、自らコレクションしている狙撃銃の照準器などを、綿密な取材に基いて精密なタッチで描き、緻密な手書き文字で歴史的、専門的な解説がびっしりと書き込まれている。

さらに、航空自衛隊の正式配備前に戦闘機「F15Aイーグル」に体験搭乗し、一時意識を失ったり、陸上自衛隊富士学校で74式中戦車の操縦席に乗り込んだり、太平戦争開戦時に日本軍が奇襲攻撃をかけたハワイの真珠湾を当時のルートで飛行した取材ルポや、小学生が松本さんに当時大人気だった「宇宙戦艦ヤマト」について質問しているインタビューを掲載。巻末には撮りおろし著者インタビューと「アーマーモデリング」誌で2010~2011年に連載されたイラスト作品「マニアックメタルノイド」も収録されている。

帯には、松本氏から大きな影響を受けたクリエイターとして、アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」のキャラクターデザイナーの貞本義行さんが「幼き頃に夢中になった本書。自分のルーツ的な書にもう一度向きあえるのは嬉しい」と、「シン・ゴジラ」や「進撃の巨人」などの映画監督・特技監督の樋口真嗣さんが「我が人生を狂わせた最初の一冊なんです」とコメント。

 

松本さんはまえがきで、「(『零士のメカゾーン』は)長年にわたるメカへの偏愛が結晶した思い出深い仕事である。読者のみなさんには、戦闘機や戦車にワクワクした子ども時代を思い出しつつ、登場するメカの数々を存分に楽しんでいただきたい」とコメントしている。


【書籍情報】
書名 零士のメカゾーン 新装版
著者名 松本零士
判型 B5判並製
頁数 236頁(カラー4頁)
定価 3500円+税