弊社は人材紹介事業と通信事業の2軸で事業展開を行っています。人材紹介事業では20～30代前半の若者層に特化し、「若者が輝けるミライを創り出す」をテーマに、『ミライ転職エージェント』として今後の日本を背負う若者の転職を支援しています。通信事業では、携帯ショップ・家電量販店・商業施設でのイベントでの、販売促進支援を主に行っています。弊社の強みとして、”結果を出せる人財育成”が挙げられます。現場で活躍できる人財に育成するために、獲得力と人間力の2軸に注力し、一人一人に本気で向き合い研修を行っています。 2カ月～3カ月で一人前の営業マンになれるように教育を行い、稼働先から再指名をもらえる人財を何人も育成してきました。

経営をする上で心がけていることは「人間性と人徳」です。「社員がどうしたらもっと生き生きと自分の能力を発揮できるようになるか」という本質から考え、感情的な目線を入れずに、俯瞰的に物事を判断するようにしています。年齢が近い社員が多いので、例えば仕事でうまくいかなかったときに相談しやすいような関係性を作っており、仕事以外のプライベートでも皆でフットサルをやったりダーツに行ったりなど、公私ともに仲が良いです。他の企業だと社長と喋りづらいということもあるとは思いますが、弊社にはそういうことは一切なく、距離が近くて情報共有がしやすく、話しやすい環境づくりには自信を持っています。

私は学生時代の全てをサッカーに捧げてきました。高校３年生の時にチームのキャプテンを務め、静岡県の高校総体で準優勝という結果に導くことができましたが、リーグ戦では３連敗し、監督から「キャプテンを辞めてくれ」と告げられました。その日の夜に母親に泣きながら電話をし、キャプテンを辞めた旨を伝えました。すると、「あなたの中でキャプテンに戻りたい気持ちがあるのであれば、それを監督とチームメイトに伝えなさい」と諭されたのです。しかし、私はキャプテンに戻ると監督とチームメイトに伝えることができず、そのままキャプテンを辞めてしまいました。無力な自分が恥ずかしく、人生をもう一度やり直したいとも思いました。今でも当時の光景を夢に見ることがあります。

しかし、少し時間が経つと冷静になり、「人生においてこれだけ辛い想いをすることは二度とないだろう。だから後は突き進むだけ」と覚悟が決まりました。当時の経験があるから今があると心の底から思っていますし、監督には本当に感謝しています。私は大学３年生のときに出会った方の影響を受けて、「経営者になろう」と決意しました。それから多くの経営者の方にお会いし、彼らの経験や経営知識などを学びました。

ただ、サッカーしかしてこなかった自分にはやりたいことがなく、考えた末に２つの条件で起業しようと決めました。１つ目が「信頼・信用できる社長のビジネスを真似する」、２つ目が「安定したビジネス」です。その後大学4年生のときに今の事業を１から教えてくださる方に出会い、それから約１年後に起業しました。今でもその方とは非常に密な関係を築かせていただいており、本当にありがたく感じています。

私自身が20代であるうちに、20代を盛り上げて、彼らが夢に真っすぐに取り組めるような環境作りであったり、強い意志を持ってもらえたりするようなサポートをしたいと思っています。20代の教養や知識を高めることで、彼らが30代40代になったときに胸を張って日本を背負えると思いますので、若い誠実な経営者が増えていくことで、日本は間違いなく良くなるはずです。そのために日本の将来を担う20代に特化したオンラインサロンも作りたいと思っています。

現代はＳＮＳの普及により、便利になった側面がある一方で、表面上の「派手さ」に惑わされて「すぐ成功したい！」「お金持ちになりたい！」と感じる機会が増えたかと思います。しかし、一瞬成功することはあるかもしれないですが、継続的な成功は手に入れられないと感じています。全ての仕事に共通することだと思いますが、結局成功するには「人間性と人徳」が全てだと思います。人から信頼を頂けるような人物になって長期的なビジネスが始まりますし、そんな人物になれるよう時間を費やしてほしいと思います。私もまだまだ未熟ですが、胸を張って若者代表と言えるよう精進していきます。

ANVという会社は私一人の力で立ち上げられた分けではありません。多くの方が力を貸してくださり、立ち上げることができました。その中でも私を除く11名の初期メンバーには本当に感謝しています。この先それぞれのメンバーが考えるビジネスが実現できるようにサポートをしていくつもりです。あっという間に時間は過ぎてしまうので、仲間と共に1日1日を夢や目標に近づける日々を送れるように努めていきます。