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‟心で稼ぐ”感情マーケティング ProLogue・小林真之代表取締役

2021年06月07日

人の感情を動かし、購買につなげる「感情マーケティング」を推進する「ProLogue」。「『いかに心で稼ぐことができるか』が重要視される」と語る小林真之代表取締役に、AIには担えない感情に特化したマーケティング戦略の可能性について聞いた。

AIには担えない人の感情を分析

当社は「人の感情を動かす」ことを理念に掲げ、これまでにない「感情マーケティング」という手法を用いて事業を行なってきました。世の中には多くのウェブ事業がありますが、人の感情を動かすことで、集客や購買率を高める活動をしているのはあまりないでしょう。そうした他にはないサービスが多くの企業様に喜ばれる一因でもあり、今後も感情に訴えかける仕組みづくりを推進していきながら、世の中に貢献していきたいと考えています。現代社会では数字やデータ分析にこだわるマーケティングが一般的になっているように思いますが、その分野はいずれAIや機械に代替され、「いかに心で稼ぐことができるか」が重要視される時代を迎えていくはずです。だからこそ、今後もAIには担えない人の感情を分析していくことで、感情マーケティングを世の中のスタンダードにしていければと思っています。

「仲間を守れる人でありたい」と創業

正直なところ、当時は絶対に社長になりたいという意思はほとんどありませんでした。起業のきっかけは、次どうしようかと悩んでいた時に一緒に起業した相棒に「僕はついて行っていいですか?」と聞かれたことです。あの時ほどうれしかった事はないし、「こう言ってくれる仲間を守れる人でいたい」と覚悟を決めた瞬間はなかったかもしれません。逆に彼がいなかったら僕はサラリーマンとかやってたかもしれませんね。
自分が現在持っているスキルや人脈を最大限活かして、まずは仲間を守れる環境を作ろうというのが会社を作った大きな理由の一つです。その後、会社の売り上げも伸びてきて、人を採用することになるんですが、やはりその際も一緒に働く人はとても重要だと考えてきました。
今一緒に働いている仲間は我ながらどこに連れてっても自慢できる仲間だと思ってます。
だからこそ、そういう仲間と一緒にいれる環境を守り続けたいという意思は創業時から変わってないと自負してます。

潜在的ニーズに特化したマーケティング戦略

当社では大多数の人が共通して考える感情のパターンを洗い出し、さまざまなテストを繰り返しながら実際にどんな反響が出るのかを分析し、それらをロードマップ化していきながら提案していく活動を主体にしています。つまり、「今これが欲しい」と明確に理解しているユーザー(顕在層)は当社のターゲットではありません。あくまでも我々がターゲティングしているのは、「そういえばこれが欲しかった」とニーズに気付いていないユーザー(潜在層)です。そうした感情に特化したマーケティング戦略のノウハウは、当社にとって大きな強みの一つでもあると思っています。
例えば、商品の購買率を上げたい会社さんがあるとすれば、その商品のストロングポイント「これは使ってみようかな」と思う感情にするための感情ロードマップはどんななのかをMTGで長い時間話し合います。

クライアント様側も感情の話であれば割と意見を言ってくれるので、コンサル会社が陥りがちな一方通行のコミュニケーションではなく、双方が意見を言い合うコミュニケーションが可能なのでMTG時も割と白熱します。
その中ででた施策案をスピーディーに行い、解析と改善をやり続けるのが強みですね。
実際にウェブで成果が上がっていない企業も、感情マーケティングを取り入ることで高い効果が見込めるという事例がほとんどです。データ型のマーケティング手法での成果は2倍になることが一般的ですが、感情マーケティングの手法は成果幅が無限に広がっていくのが特徴で、獲得コストも40%以上落とした費用で実践できます。

「人間力」を高め合える仲間を

創業以来、会社の数字が上がっていくのはもちろんやりがいに感じる瞬間ではありますが、やはり一番やりがいを感じるのは「共に働く社員が増えること」に他なりません。そして個から組織に移行していく中で、何を重要視しているかというと、やはり「人間力」を培っていくことではないでしょうか。人間力を高め合うというのが当社の組織DNAでもありますし、「誰かのための自分である」という意識や、「人や物事に対して察する力」を重要視してきました。
世の中には「良い人」と呼ばれる人はたくさんいると思いますが、自分の善を通すだけで終えてしまう人が多いことも確かです。だからこそ当社では、給料や成果報酬の条件を最優先して応募してくる方々を採用の対象外としてきました。そうした基準から人間力の高い人材をそろえることで、当社独自の感情マーケティング事業を成功に導いていけたらと思っています。当社の社員の平均年齢は24歳と若く、各々の成長を促す意味でも「人間力」を高めることに余念がありません。例えば、誰かに怒られる事を避けるために嘘を付いたり、逃げる行動を取ったとしたら、それは自分のためにも相手のためにもなりません。結果、「それは人間力が低いためだ」という判断になっていく。そうした基準を大切にしてきました。

もう一つ重要なことは、「プライドを持たない」ことでしょう。社会人というのは5年~10年と一定の時間がたって、初めて基盤が固まり、プライドを形成していくものだと考えています。そのため若いうちからプライドで壁を作ってしまうのは良くないことだと思いますし、プライドだけでご飯を食べることはできません。プライドを捨てることで多くの吸収力を得られると思っていますし、そうした経験を経て自分の生き方を見つけていってほしいと教育しています。組織というのは基本的にピラミッド型が多いと思うのですが、我々は円を意識した組織を目指してきました。トップも中間も新卒も全員が対等な立場であり、一つの円であることを根付かせていきたいと思うからです。まだ1年ほどの若い会社ではありますが、「人間力」をさらに高めていきながら仲間を今後もさらに増やしていく予定です。

◆プロフィール
1991年生まれ。5歳~15歳までアメリカとイギリスで生活。2010年に上智大学文学部哲学科卒業。2014年に大手コンサルティング会社へ入社し、2015年にはPROJECT GROUP株式会社へ入社。2020年、株式会社ProLogueを創業し、代表取締役に就任。現在に至る。

株式会社ProLogue
https://pro-logue.co.jp

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