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<河村鳴紘のエンタメ考察記>「ドラゴンクエスト」の新作「ウォーク」 「ポケモンGO」のヒット生かせるか

(C)2019 ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SQUARE ENIX All Rights Reserved.『ドラゴンクエストウォーク』は、Google Maps Platform を使用しています。※画面はすべて開発中のものです。
「ドラゴンクエストウォーク」は、ドラゴンクエストの世界と化した現実世界を、プレーヤーが主人公となって歩いて冒険を進めていくRPG。3日に開かれた会見では、位置情報ゲームの“先輩”の「ポケモンGO」にも影響を受けたことを認めていた。また、東京の街並みをバックにスライムなど同シリーズのモンスターが現れる映像も公開された。
位置情報ゲームは、「ポケモンGO」の元になったゲーム「イングレス」や「妖怪ウォッチ ワールド」など多くの人気ゲームがある。また「ポケモンGO」の社会的現象から3年が経過している。位置情報ゲームが広く認知され、「ポケモンGO」の多くの“休眠ユーザー”も狙える展開は、「ドラクエ」にとって理想的。「ポケモンGO」のヒット生かしたいところだ。
ただ「ポケモンGO」の存在は心強いともいえるが、似ているだけにゲーム内容の評価の比較対象となるのも確か。「ウォーク」がどこまで「ドラクエ」らしいオリジナリティーを出して、ゲームとして面白くできるか。高い前評判は、もろ刃の剣でもある。
スクウェア・エニックスによると、「ウォーク」の展開は、現段階では国内のみを考えているという。「ドラクエ」の知名度を考えれば、まずは国内のファンの拡大、掘り起こしを狙うのは定石。「ポケモンGO」のヒットで他のポケモンゲームが好調だったように、今秋に発売を控えるニンテンドースイッチ用ソフト「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて」のプロモーションになるのもプラスだろう。もちろん「ウォーク」がヒットをすれば、単独で別の展開もありえそうだ。
河村鳴紘(サブカル専門ライター)
ゲームを愛するものの、ゲームには愛されないヘタレなゲーマー。ゲーム好きが高じて、記者として兜倶楽部にも出入りし、約20年間ゲーム業界を中心に取材をする。アニメやマンガも大好き。
ヤフー!オーサー 「河村鳴紘のエンタメ考察記」
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