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<ザ・リーダー>ピーチアビエーションの井上慎一社長 目指せ北東アジアのリーディングLCC

MBSの高井美紀アナウンサー(左)とピーチアビエーションの井上慎一社長
経済界を引っ張る経営者にMBSの高井美紀アナウンサーがインタビューし、その人間像を映し出すドキュメンタリー番組「ザ・リーダー」(MBS、関西ローカル)が7月14日午前5時15分から放送される。今回は、2011年に設立されたLCC「ピーチアビエーション」の井上慎一社長を紹介する。
井上社長は1958年生まれの61歳。早稲田大学卒業後、三菱重工業で中国や香港などで火力発電所の営業を担当。1990年、全日空に転職して、LCC設立に取り組み、2011年に現職に就いた。番組では、堺市にある行きつけの鮨屋を訪れ、井上社長が三菱重工時代に天安門事件が起きた北京で、学生運動をしていた若者たちが「そのうち日本に追いついて新しい形の日中関係を作りたい」と話していたことに感銘を受け、「もっとアジアの若い人たちの交流が活発になれば」という思いで全日空への転職を決意したというエピソードを語る。

MBSの高井美紀アナウンサー(左)とピーチアビエーションの井上慎一社長
さらに、LCCへの取り組みを命じられた時、「天命だと思った」という井上社長は、周囲に反対されながらも、大阪に拠点を置くと決めたことが一番の決断だと振り返る。「関西の方、大阪の方は安くていいものが好きでしょ。ちょうどLCCのコンセプトに合う」といい、「北東アジアにはLCCの伸びしろが3割もある。その北東アジアのリーディングLCCになろうとしている」と語る。
2020年3月までに経営統合をするバニラエアの社長にも就任して統合業務を進めるため、多忙な日々を送り、「空飛ぶ電車」というコンセプトのピーチの強みは「関西に拠点を置いていることと、チャレンジする社員」と言い切る井上社長の生き方に迫る。
「ザ・リーダー」は、誰もが知っている大企業の社長、ちょっとユニークな中小企業のトップたち、次々とヒット商品を生み出す企業の経営者ら経済界を引っ張るリーダーを高井アナが訪ね、人心掌握術、健康法、趣味、愛読書などさまざまな話を聞く。次回は8月11日午前5時15分から、ライザップの瀬戸健社長を紹介する。
2019年7月14日午前5:15~5:45 OA
<スタッフ>
製作 MBS
プロデューサー 奥田雅治
ディレクター 中村真千子
<出演>
インタビュアー 高井美紀(MBSアナウンサー)
リーダー 井上慎一(Peach Aviation 株式会社 代表取締役CEO)