ビジネス
<ザ・リーダー>オリバーソース道満雅彦社長 震災からの復活語る
経済界を引っ張る経営者にMBSの高井美紀アナウンサーがインタビューし、その人間像を映し出すドキュメンタリー番組「ザ・リーダー」(MBS、関西ローカル)が13日午前5時から放送される。今回は神戸で約100年ソースを続けるオリバーソースの道満雅彦社長を紹介する。
道満社長は1952年生まれの66歳。1923年、イギリスからウスターソースを輸入販売する道満調味料研究所を創業。
戦後まもない1948年には、父親が日本で初めてとんかつソースを生み出した。1966年に社名を変更した。道満社長は1991年、38歳で3代目社長に就任。「どろソース」というヒット商品を開発したが、1995年の阪神淡路大震災で、本社工場にあった七つの建物ののうち、3棟が焼け、2棟が倒壊。社員1人が亡くなるという大きな被害を受けた。
2人は、本社工場があった防災公園を訪れ、震災当時に思いをはせ、道満社長がアルバイトしていたという芦屋のレストランでは趣味のアルトサックスを披露。区画整理のため移転を余儀なくされ、2年間のブランクでソースを置いてくれるスーパーがなくなってしまう中、年商の1.5倍もの設備投資を行い、20億円を売り上げるまでに復活した道のりを振り返る。