2022.11.01
山口智子が未来へ伝えたい音楽。
山口智子さんのライフワークである「LISTEN.」プロジェクト。10年間に渡って26か国を巡り、250を超える音を収録。美しい地球の風景や人々の営み、その土地で生き、歌い、踊る人々の姿を綴った「世界の音」を体感できる一冊が2022年8月26日に発売された。

未来に伝えたい音を綴ったタイムカプセル「LISTEN.」
旅の始まりは東ハンガリー。遥か昔に東洋からハンガリーの地にやってきた遊牧民族「マジャル」との出会いから、LISTEN.プロジェクトは始動した。ハンガリーは東洋と西洋の文化が触れ合う土地。「国境が引かれていても音楽や文化は壁を越えて伝わっていく。人と人が憧れ合い、融合した証でもある音楽を未来に残したい」。そんな想いに駆られ、山口さんは地球の「音」を追いかける決意をしたそうだ。
出会う音楽は、事前にコーディネートされたものではなく、山口さんを含む少数精鋭のチームが自らリサーチ。企画から出演交渉、編集までを担う。「究極に素敵」「強烈に追いかけたい」という気持ちを大切に、音を探る旅をしたかったと心境を述べた。「『LISTEN.』は、未来に伝えたい音を綴ったタイムカプセル。音楽は地球が一つになる鍵を握っていると思います。『音』に導かれた10年の物語を、ぜひ“体感”してください」とメッセージを送った。
転載元:Qualitas(クオリタス)

書籍情報 発行:生きのびるブックス 2022年8月26日 全国の書店・オンライン書店にて発売中 音楽家たちによるオリジナル演奏シーンを捉えた動画QRコードも多数収録。
俳優
山口智子
1964年生まれ。1988年、NHK連続テレビ小説「純ちゃんの応援歌」にてデビュー。「ダブルキッチン」、「スウィート・ホーム」、「29歳のクリスマス」、「王様のレストラン」、「ロングバケーション」、「ハロー張りネズミ、」「なつぞら」、「監察医 朝顔」など、多数のドラマ・映画に出演。著書に『手紙の行方』、『反省文ハワイ』(ロッキング・オン)、『名も知らぬ遠き島より』(筑摩書房)、『掛けたくなる軸』(朝日新聞出版)など。