当社は医療機関の技術力とエステやマッサージのような心地よさを取り入れた、歯のホワイトニングとクリーニングに関するサービスを柱に事業展開しています。2003年から会社設立したのですが、ホワイトニングの業界の中では老舗の部類に入ると自負しています。

ホワイトニングは、今ではさまざまな種類があり、どれを選択するのかが非常に大切です。例えば最近増えているセルフホワイトニングは手軽にホワイトニングができると人気がありますが、医療行為ではないため、一般歯科で使用できる薬剤を使用できません。歯の表面の汚れを取ることはできますが、加齢に伴って生じる歯の黄ばみなどは薬剤を使用しないとアプローチできないので、どうしても効果の違いは生じます。さらに一般歯科で行うホワイトニングでも日本の薬事承認を得ていない輸入薬剤を使用しているところも多くあるようです。承認を得ていない薬剤は、効果は強く一回で白くなるのですが、痛みが出やすかったりマットな色になって少し不自然になったりしてしまうこともあります。

当社が使用する薬剤は日本人の症例に合わせて濃度を調節して開発し、PMDA(医薬品医療機器総合機構)の薬事承認を得たものを使用していますので、歯科医師の指導の下、安心安全な薬剤でホワイトニングをすることができます。

コロナ禍でなかなか通院しにくいという話を聞くことがあり、既存のお客様に対してホームホワイトニングを行うマウスピースのジェルをオンラインで販売しました。その後ホワイトニングをしたくても歯科医院にお越しになれない新規のお客様に対してもホワイトニングのサービスを提供したいと思い、オンライン診療に踏み切りました。

歯科医院でのホワイトニングは、通常歯の型を取って行うのですが、オンライン診療では歯科医師の診療をオンラインで受けた後、ホワイトニング用のマウスピースを届け、自分で温めて歯に圧接して型を取り、そこに薬剤を注入して歯にはめてもらいます。歯科医院のホワイトニングを、来院0回で、自宅でもできるのが大きなメリットです。

事前問診ではオンラインでカメラを用いて口腔内に異常がないか確認します。口腔内に不安を抱えている場合は、一度近くの歯科医院で受診して不安を解消してから、オンラインホワイトニングを利用してもらいます。日々使用している歯みがき粉は、日本の薬事認可の問題で歯を白くする成分が入っていません。そのため汚れは落ちますが、いくら使用しても歯そのものは白くなりません。歯が白くなると信じて、ご使用されている方に会うたびに、もっと多くの方に、今の日本で歯を白くする成分が入っているのはホワイトニングの薬剤だけだと知っていただかなくては、と使命にかられます。

当社はフランチャイズ展開をしていますので、各クリニックでより良いサービスをきちんと提供していくということに、注力していきたいと思っています。そのため、スタッフに対する教育を非常に重視しています。一般的な歯科医院においては、学校を卒業したての歯科衛生士はトレーニングもなく、すぐに現場に立つことが多く、本人も不安ですし、お客様もすごく心配だと思います。私たちはすぐに現場に立たせることはなく、デビューまでに研修を100時間以上行います。技術や接遇、接客はもちろん、仕事に対する考え方についても指導しています。

例えば、お客様にどう対応するかという考え方がしっかりしていないと、自分の利己的な考えで対応したり、自分のプライベートの感情を仕事に持ち込んでしまうことも少なくありません。そうならないよう、個人の感情を断ち切ってお客様に向き合う心の切り替え方までしっかりと伝えていきます。

独自の認定試験や研修カリキュラムを設け、サービスレベルを常に高い基準で保てるよう努めてきた結果、当社は学習サービスと教育機関のための、ISO（国際標準化機構）が定める国際規格も取得しました。歯科業界において、学校教育や学習サービスに関するISOを取得しているところはまだ少なく、きちんとマネジメントされた質の良い教育サービスや教育組織マネジメントシステムを、クリニックや教育機関に幅広く提供していく予定です。既に歯科衛生士の学校教育にも携わっており、歯科業界全体の教育水準を上げるべく努めていきます。