2022.08.01

安心のリタイアメントプランニングを提供

老後の資金形成に世間から大きな関心が集まっているが、いち早くその重要性に着目し、来店型の保険ショップとして、個々のライフプランに即した資産形成の道筋を作り、全国展開しているほけん選科。岡本有加代表取締役社長に聞いた。

老後の資産形成に着目

弊社では、所属するアドバイザーの約9割がファイナンシャルプランナーであり、医療保障や資産形成など人生において必要な備えについてトータルで相談いただけます。特に、仕事をリタイアした後も不安なく生きていける資産形成を行う「リタイアメントプランニング」に強い会社です。専門家の観点から、「老後不安」や「長生きのリスク」へ備える有効なプランを用意し、すべての方が安心して充実したセカンドライフを送るためのお手伝いを行っています。

弊社の創業当時は、老後の資産形成についてプランニングする代理店はまだ少なく、同業他社からは、「資産形成が会社の売りになるの?」「お客様はそこに魅力を感じてくれるの?」という疑問の声もありました。しかし、弊社では当初からその重要性を認識し、リタイアメントプランニングを主軸に据えて事業を行ってきました。創業から7年たった今、この方向で間違いなかったと強く実感しています。多くの方が労働所得を銀行に貯金するだけでは豊かな将来は実現できないと理解し始めています。これまでになく老後の資産形成のための投資や運用について興味を持たれる時代になり、弊社が果たすべき役割も日に日に増しているのを感じています。

来店型保険ショップをいち早く展開

大学時代にパートナーの起業に参画し、たった3人でマンションの1室から事業をスタートしました。当時は訪問型が主流の保険業界で、いち早く来店型保険ショップの仕組みを構築し、2000年に世に送り出したのです。多くの方のニーズを捉えた結果、創業から13年後には、400店舗、売上300億円、従業員4500人の会社へと成長することができました。私は米国の現地法人に2006年から2010年まで副社長として赴任しました。日本では最先端の保険代理店と自負していましたが、米国の保険業界は日本より10年以上も先に進んでおり、いかに日本の保険業界が遅れているかを目の当たりにしました。米国では老後の資産形成の重要性を、金融業界と国民も認識していたのです。日本と同様に年金制度もあるのですが、国が自助努力を推奨しており、日本もいずれそうなるという確信を持ちました。

当時の日本では生命保険の加入率は高いものの、老後の資産形成の必要性はまだ現在ほど認知されていませんでした。日本人の主な資産形成の手段は預貯金ですが、金利が低く、老後を賄うまでには増えません。もっとアグレッシブに投資や資産運用をする必要があるのですが、その取り組みがなされていなかったのです。老後の資産形成の必要性を啓蒙し、事業を通じてこの問題解決に寄与したいと強く思い、2014年にほけん選科を創業しました。

社員の努力を正当に評価する

私たちの仕事には、社員の「人間力」が重要です。知識やスキルがあるのは当然で、自分の人生経験も踏まえてお客様の問題に寄り添い、その思いを引き出してあげるコミュニケーション力が非常に重要になってきます。しかし、その能力のあるなしに関わらず、給料が一律で大差がない会社も業界には多く存在しているのも事実です。お客様の人生を守るには努力が必要で、その努力を最大限に評価すれば、社員はまた次の努力をするようになります。努力に対する正当な評価をしないままだと、努力する人が減ってしまい、良いサービスを提供できませんから、弊社では努力をして成果を出す社員に対しては正当に評価し、相応の報酬を支払います。

お客様にお金のアドバイスをするのであれば、社員自身も稼ぐ力があり、多くの人生経験をし、自分自身も資産を持って運用の経験が豊富にあるべきです。そういった人にこそ安心して相談ができます。弊社はこの保険業界で、社員に対する還元率はトップクラスであると自負していますので、今後も努力し続ける社員を大切にしながら、お客様のより良い人生のために尽くしてまいります。

ほけん選科株式会社

代表取締役社長

恵泉女学園大学人文学部卒業後、ほけんの窓口グループの創業に参画。米ハワイ州の現地法人副社長を歴任し、米国の保険、金融・投資の業界を経験。帰国後、同グループの広告宣伝部長などを経て2015年5月、ほけん選科株式会社を創業。

http://www.hokenfp.com/