あてま高原リゾート「ベルナティオ」は、イタリア語の造語で「美しきふるさと」という意味から名付けられました。お客様にとって第二のふるさとのように、心からくつろいでいただける場所になることをスタッフ一同目指しています。

ベルナティオは、大自然が織りなす景観を楽しめる新潟県・十日町に位置しています。東京ドーム109個分という広大な大地と、清らかな水辺、そして緑豊かな森に囲まれ、温泉や自然の中で楽しめる豊富なアクティビティーを満喫できるオールシーズンリゾートです。

ホテルに宿泊される多くのお客様は、記念日や旅行などの特別な日に特別な思いで来館されます。スタッフとしては、その思いにこたえられる「おもてなし」をお客様に提供するという思いでお迎えしています。

この取り組みの象徴的な出来事だったのが、あるお客様がクリスマスに宿泊の予約をされたときに、スタッフに「これを届けてくれませんか」とプレゼントを預けた際、せっかくのでサンタの格好をしてお届けすると、すごく喜んでもらえました。その年以降、クリスマスの時期になるとスタッフがサンタの格好でプレゼントをお届けし、好評を得ています。

お客様の心に寄り添いながら喜んでいただくことを考え、来館されたお客様に「またあの人に会いたい」と思っていただけるような「おもてなし」ができるよう、スタッフ一同心掛けています。

コロナ禍となり、お客様が安全・安心に滞在してもらえる環境を守れるようにさまざまな対策を講じました。その一つが、グローバルゲイツさんがオフィシャルパートナーとなっている米国発の感染予防対策プログラムの国際基準「GBAC STAR」の認証です。

グローバルゲイツは、これまでホテルやイベント会場などの新型コロナウイルス感染症の防疫対策にいち早く取り組み、2021年に行われた国際スポーツイベント現場の最前線でも、選手の宿泊施設や競技会場などの除菌や感染症対策に取り組み、一つのクラスターも出さなかった実績を持っています。

同社が日本の正式代理店として手掛けている「GBAC STAR」は、米国の清掃業界によって制定された世界で唯一の感染症の発生予防や発生時の対応、リカバリー作業の認定制度です。新型コロナウイルスだけでなく、エボラ出血熱やジカ熱など、さまざまな感染症に精通した専門家が、施設で実施する対策を評価し、さらにリスクを最小化するための指導を行って、「感染症対策を徹底している施設」であることを認証する制度です。

世界中の名だたるホテルが取得しているこの「GBAC STAR」を取得しました。感染症対策は全て美しく清掃した後に行わないと効果は出ないのですが、元々清掃を万全に行っていたので、その上で感染対策をしたため高い評価を得ました。お客様には「GBAC STAR」承認施設であることを知ってもらい、安心して来館、滞在してもらいたいと思っております。

コロナ禍の2020年、約50日間休業しました。その間、なかなか一緒に働く機会のない22部署のスタッフが、普段どのような業務を行なっているのかを学ぶため自社独自の「あてま大学」を開校し、当社が目指す「互いに尊重し、高め合う組織作り」に改めて取り組みました。

講師も各部門の支配人ではなく、若いスタッフが担当し、自ら考えた講義内容や進め方で行っていきました。普段の業務を改めて見つめ直し、どうすれば他部署のスタッフにより理解してもらえるかを考え、相互理解の学びにつなげていきました。

ベルナティでは「あてまvision」という行動指針があり、その源には、「人を活かし、お客さまに感動をお届けし、地域とともに発展する」という理念が存在しています。スタッフ間でも互いを尊重し、困ったことがあれば、助け合えるような環境を作ることを大切にしており、その優しさが良いリゾートを作ると信じています。お客様にはベルナティオのファン、そして十日町市のファンになってもらえるように、日々仕事をしています。

今後も移り変わっていく状況や時世をキャッチアップしながら、お客様にとってふるさとのように安心し、安全に楽しんでもらえるリゾートホテルを守れるよう、これからも努めていきます。