2022.06.09

写真で見る世界遺産。

屋久島は1993年に世界自然遺産へ登録された。樹齢7,000年を超えると言われる「縄文杉」をはじめ、ここでしか見る事のできない生態系が多くの人々を魅了し続けている。

屋久島を代表する杉

屋久島は島全体が巨大な花崗岩で形成されており、 九州地方に点在する山の標高上位9つが屋久島にあるほど、標高の高い島でもある。気温が高い黒潮が屋久島にぶつかることで、高湿度の空気が山々を駆け上がり、これが高いエリアで冷やされた後、雲になり雨となっていく。 杉やコケの生育にとって最適な環境となっているのがこの島の特徴だ。

「屋久杉」とは樹齢1,000年を超える杉の事を指すが、屋久島を代表する杉のひとつ「七本杉」は、高さおよそ18m。仰ぎ見れば、その偉大な歴史を肌で感じさせてくれる。また様々な食文化も育んでいることでも知られ、地酒として有名な焼酎「三岳」などに代表される通り、同地域の美味しく澄んだ水が、そうした文化を根底から支えてきた。

樹齢7,000年を超えると言われる「縄文杉」

最高級の森林浴を

照葉樹林・屋久杉が生えているエリアのほか、森林限界を超えたヤクザサ帯まで、幅広い植物の生態が分かれている屋久島。西部林道は海岸に近くにある亜熱帯のエリアとして知られており、場所によって植物の生態系が全く異なるのも島の魅力の一つだ。

屋久島の年間降水量は場所によって東京の2~3倍ほどあると言われ、集落で4300㎜、頂上付近はなんと1万㎜の降水量を記録することもあるという。様々な生態系を間近に見つめながら、最高級の森林浴をぜひ体感してほしい。

転載元:Qualitas(クオリタス)