2023.05.10
コンサル事業で人の暮らしをより豊かに
ビジネスにおいて仕組化と集客は大切な要素だが、その二つを行っても売り上げに伸び悩んでいる企業は多いだろう。それはセールスがうまくいっていないことに原因があると「いただきコンサルティング」の濵田真輝代表取締役は語る。

熊本地震でマーケティングの重要性を痛感
今でこそコンサルタントを名乗っていますが、30歳で会社員を辞めて個人事業主として独立をしたときは、大分県で旅館やホテルなどの法人向けにコーティング事業を行っていました。温泉地ですから、コーティングをすることで水回りをきれいに保つというサービスの需要があったのです。しかし、2016年に発生した熊本地震の影響で収入が激減し、マーケティングの重要性を痛感して、勉強を始めてからは事業が安定し始めました。
それ以降、私一人の働きでも十分過ぎるほどの売り上げが立つようになっており、周囲の経営者から売り上げを伸ばす方法を相談されることが徐々に増えていきました。経験を通じて培ったノウハウを、もっと多くの人に提供できるかもしれないと思い、3年後にコンサルタントへの転向を果たしました。
コンサルタントとしてさまざまな企業を見ているうちに気付いたのが、仕組化にとらわれすぎているということです。いくら販売までの仕組みが確立し、集客を行っても、セールス術がうまくないと契約が決まりません。ところが、トップセールスマンにセールス術を解説させても、論理的に説明できる人ばかりでなく、再現性がない場合が多いように感じます。

顧客の先にいる人の幸福も願って
私が事業をする上で大きなテーマとして掲げているのが、「理想の生き方を実現する」ということです。私自身がビジネスを通じてそれを達成できたので、ノウハウを提供することで、顧客にも人生の充足を図ってもらいたいという思いがあります。しかし、理想の生き方というのは人それぞれで、ビジネスはあくまでも、それを実現するためのツールの一つに過ぎません。
この仕事にやりがいを感じるときは、やはり顧客の笑顔を見ることができたときです。しかし、私が掲げる「理想の生き方を実現する」というテーマは、何も自分や顧客のためだけのものではありません。私が提供できない価値を持っている顧客が活躍することで、その先にいる人々の人生も幸福にできる可能性があるのですよね。
事業を通じて、このように社会の役に立ちたいという気持ちで日々を過ごしています。

いただきコンサルティング株式会社
代表取締役
濵田真輝
1985年生まれ、大分県出身。大分県の高校を卒業後、大手企業に勤務。2015年に独立をし、法人向けコーティングサービス事業を立ち上げる。事業のマーケティング戦略を評価されたことをきっかけに、2017年にいただきコンサルティング株式会社を設立。以来、経営コンサルタント兼セールスコピーライターとして活動をしている。
https://marketing-mechanism.com/